この記事は妊娠中のことを当時の感情で綴った記事です。
難病患者が専門医の指示を仰がず妊娠や出産に至ることはおすすめされていませんし、この記事はそれらを推奨するものではありません。
必ず主治医に指示を仰ぎ、産科・婦人科と連携しながら妊娠・出産を迎えることを強くおすすめしています。
妊娠が分かったのは8月真ん中くらい。
どうも体が熱いな、予定日2日遅れてなんか口の中が気持ち悪いな、もしかしてこれは?と思ったら、ビンゴ。
当時はまだ三重県に住んでいて、パートナー(今は夫だが)とは婚約中、引っ越しの準備と仕事でバタバタという状態。Twitterのタイムラインで長年不妊治療をされてきたIBD患者さんの妊娠が判って、おおよかったー!と喜んでいた矢先の陽性反応だった。
うーん、絶妙なタイミング。
まずは親友と頼れるIBD仲間に連絡して、そのあとにパートナー本人に電話。驚いてはいたけど、産もう!と言ってくれたので、何も迷うことはなかった。
パートナーとは「(新しい家族のことを考えるのは)IBD専門医にかかって体調が落ち着いてからかな」という話をしていたので、まさか婚約中にそうなるとは誰も予想していなかった。
仕事は転居に伴う退職の旨を告げたあとだったが、体調がなかなかよくならないので、仕事中にこっそり塩飴をなめながらつわりを乗り切りなんとか就業中を乗り切った。引っ越しの荷造りはほとんど手付かずで、前日当日にいろんな人に手伝ってもらってなんとか終わった感じ。
そこから日々ぐでぐでと過ごしつつ、9週で産婦人科を受診。
胎嚢確認、心拍確認、大きさ3.5cm。
この文章を書いているいまは11週だけど、まだまだつわりと格闘中。
ひとりめ(ムスメ)のときもそうだったのだけれど、私はよだれづわりとにおいづわりというマイナーつわりが出るタイプ。
よだれづわりは、端的に言えばひたすら口の中がまずい。よだれが無限に出てくる。ひとりめのときは溢れたよだれを飲み込むこともつらくて、横になってタオルを口元に当ててひたすら垂れ流して寝るほど溢れてきていて、日中はずっとシンク前を陣取って口開けてよだれを垂れ流していた。絵面が汚い。
においづわりはとにかくいろんなにおいが駄目だった。においづわりで有名な「お米の炊ける香り」に始まり、シャンプー、歯磨き粉、芳香剤、野菜の香り、塩を付けて歯磨きをして鼻をつまんでシャンプーしていた。
5週を待たずに気付いたのも、ひとりめのときに散々苦しめられたあのまずい無限湧きよだれが口の中にある感じがあったから。
とはいえ今回は垂れ流すほどではなく、多少まずいな、多少溢れてくるけど飲み込めるな、というくらいだった。においづわりは多少お米の炊ける香りでうっとくることはあるが、普通にお風呂に入れるし普通に過ごしている。
その代わり、食べると気持ち悪い、食べなくても気持ち悪い、朝は体調が良いが眠い、昼夜と目が覚めるが体調はよくない、という都合のいいように体ができている。
うーん、つわりいつ抜けるんだろうか。
そしてせっかくなので、出産直前まで隠し通してみたらどうなるだろう、ということで安定期に入ってもTwitterには書かないことにした。
はてさて、どうなることやら。
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