こんにちは、潰瘍性大腸炎かあちゃんです。
今日は「継続は力なり」な話をしたいなと思っています。
最近、色んな人と仕事について話す機会があって。
自分の仕事を客観的に見下ろして考える…のはよくあるんだけど、それをここまで続けてこられたのは本当にラッキーだなと強く思ったのです。
自分が文字を専門に働きたいなと思ったのは中学生のとき。
当時は美術部だったけれど、本に書かれているなめらかな日本語が素敵だなと思って。
写真+色の名前のシンプルな構造なんだけれど、惹き込まれていって何度も借りて読んでた。
もともと美術部に入ったのも、文化部が吹奏楽と美術以外なかったから、っていう理由だったけれど、この本が私にもたらしたものは大きいと思う。
高校に入って、文芸部に所属して。
短歌だったか標語だったか、一回だけ賞を取った。
文章を書くことは好きだったけれど、それを仕事にするためには大学を出なきゃ就職先がまともにないと知って、諦めた。
下に妹が2人もいたから、親の懐からお金が出るだなんて微塵も思っていない。
でも、潰瘍性大腸炎を抱えながら奨学金を借りるのは、ほぼ不可能に近いことだったと思う。
なんやかんやあって(一気に18→20歳までワープ!w)妊娠して、在宅ワークを探した。
ひとつだけ、妊娠中でも受け入れてくれるところがあった。
そこで半年ほど経験を積んで、ポートフォリオを大手キュレーションサイトに提出。
出産したあとも、退院後すぐから仕事をもらってた。
そこでしばらく働いていたけれど、業務の受注ペースにばらつきがあるから、仕事を掛け持ちしていた。
バーと、セールスライティングと、コラムライティング。
当時はこの3つ。
それからほどなくして正社員で働き始めることになって、3つともやめた。
辞める前には「第一線で活躍しているフリーランスライター」として紹介記事を書いてもらえたり、すごく引き留められたり。
ライティング能力をこれだけ高く認めてもらえたのはうれしかった。
と、ここまで順調だと思うじゃん?
正社員で働き始めてすぐに、「WELQ問題」で世間は大騒ぎ。
知らない人のためにざっくり説明すると、画像無断転載や文章のコピーペーストなどで問題視されていたサイトが槍玉にあがって、一気にほかのサイトにも飛び火して、「ネットメディアの在り方」が一斉に問われるようになったのね。
医療関係だと「ヘルスケア大学」がひどかったり、まとめサイト最大手の「NEVERまとめ」も問題視されたり。
自分がコラムを書いていたサイトも、もちろん飛び火した。めっちゃしばかれてた。
なんてったって育児に関するメディアだから、センシティブな「母乳」や「ジンクス」の話、乳幼児の病気の話もちらほら混ざっていたから。
サイトが記事すべてを再考査して立て直すまで、1年かかった。
私はその1年の間に仕事を始めて、ブログを始めて、そして仕事を辞めた。
ダメもとで、コラムを書いていたサイトにメールを送った。最後にお礼を言いたかった。
「お互いいろいろありましたね、大変だったけど頑張りましょうね」って。
担当者からはこう返ってきました。
「また一緒に働きませんか?」
そのメールが縁になって、いま、私はそのサイトで仕事をもらえています。
と、ここまで長々と書いてみたけれど。
ライターです!と名乗り始めて3年、本当にいろんなことがあって。
再び仕事がもらえた矢先に入院したり、あんまりにも腰痛が酷くて椅子に座れなくなったり。
新しい仕事でのご縁もあったり、慣れないことに挑戦してみたり、いろいろやってる。
だけど結果が結びつかないことのほうが、圧倒的に多い。
自分には「潰瘍性大腸炎」という疾患があって、
「闘病しながら出産/子育て」というちょっと不思議な事情があって、
「子育てしながら入院」っていう面白い(周囲の人間は顔面蒼白な)できごともあって、
レシピ、ダンス、歌、クリエイティブなこと…
好きなこと、楽しみながらやっていることがたくさんあるから、仕事もちょっとだけもらえている。
でも、自分の武器(アピールポイント)を探すのって骨が折れる。
武器がなけりゃ仕事にしづらい。
在宅ワークは、始めるのは簡単なんです。
ちょっとしたアンケートに答えてポイントを稼ぐだけでも、在宅ワーク。
質問形式の作業をぽちぽち終わらせて数円もらうだけでも、在宅ワーク。
ながーーーい文章をひたすら書いてマクド1食分くらいのお金をもらっても、在宅ワーク。
家でやって1円にでもなれば、なんでも在宅ワーク。
でも、続けるのが大変だよなぁ。
「最終的に自分が目指す像」があって、その理想像に向かうための階段を一歩ずつ登るのが、とても大変。
在宅ワークを始めようかと考えている人に、ぜひ聞いてみたい。
あなたの武器は何ですか? あなたの弱点は何ですか?
どんな姿を目指していますか? そのためにはどんなことができますか?
そのなりたいもののために数百~数千時間をドブに投げる決意はありますか?
ブログだけで稼ぐこともできる時代だけれど、テーマを練って、ターゲット層を考えて…と綿密にやっても、半年後にようやく軌道に乗る。
だからブログで稼ぐ系の記事には「最低半年は続けろ」という文章が踊っていたりするけれど、これは本当にそうだと思う。
1ヶ月2ヶ月でうまくいくなんてほとんどない。インターネットで炎上するかバズるかすれば話は別だけれども。
そして、やりたいことが必ずしもできるとは限らない。
苦手なものも受託しなければ仕事がなくなることもしばしばある。
今まで作り上げてきたものがまるごとなくなることも、たまにある。
そんな脆いインターネットで仕事をするのは、ちょっとだけ大変だよ、というお話でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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